佐野西ライオンズクラブ

ライオンズクラブのアクティビティについて

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ライオンズクラブのモットーは、We Serve(われわれは奉仕する)である。奉仕こそ我々の生命であり、使命である。

創立者メルビン・ジョーンズも、同胞愛は、お互いに信頼して尊敬しながら生活し、協同し、食を分かち合うところに存在すると言っている。 ライオンズの奉仕が国の福祉、国際親善、世界平和および人類の社会的、文化的進歩に与える影響はすこぶる大きい。 ライオンズの行っているすべての偉大な社会奉仕は既に世界に広く認められている。
国連が1945年に組織されたとき、ライオンズクラブ国際協会は多くの分野で重要な役割を果たしており、1947年以来、経済社会理事会(ECOSOC)に対して、非政府団体の一つとして顧問的立場にある。ライオンズは、世界平和をいう国連の理想を支持し、恒久的世界平和のために努力を続けている。ライオンズクラブ創立50周年を記念して、世界平和を探求する論文コンテストを行い大成功を収めており、また1988-89年度からは毎年、国際平和ポスター・コンテストが、11歳から13歳までの児童を対象に行われている。

視覚障害者への援助は、1952年、オハイオ州セダーポイントにおける年次大会で、ヘレン・ケラー女史が盲人のための援助を訴えて以来、長年の間、ライオンズにとって主要な奉仕活動であったが、1991年7月から1996年6月まで「視力ファースト」と称して、LCIFをパートナーとし、世界保健機関(WHO)などと密接に協力して、国際的な奉仕活動を展開しようとするプログラムが取り上げられている。 視力ファーストの資金獲得運動を「視力ファースト・キャンペーン」(CSF)と呼び、1993‐94年度はCSF資金獲得の最終年度であったが、各地区、クラブなどの努力が実り、目標額である1億3千万ドルを達成することができた。

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この成功をより発展させるため、2005年7月から2008年6月まで「視力ファーストⅡキャンペーン」(CSFⅡ)が行われ、最終目標額の2億ドル以上の資金が集められた。河川失明症の撲滅やライオンズ眼科治療センターの設置に資金が使われる。 「視力」に関するアクティビティの一つであるアイ・バンク(献眼)活動は日本においてはライオンズの寄与するところが非常に大きいが、最近では臍帯血バンクや骨髄バンクへの協力、献腎など臓器移植に関するアクティビティにも目が向けられている。

このように、ライオンズクラブは、加盟店の増加や通信、交通機関の発達に伴って、単にその地域社会のみならず広く世界に目を向けた奉仕活動を行うようになってきた。 1962年から始められたYEでは、16歳から21歳までの青少年男女を世界各国のライオンズクラブ間で交換し合い、4~6週間に及ぶ休暇期間をホスト家庭で過ごさせることによって相互理解、国際親善に役立てている。1968年のライオンズクラブ国際財団(LCIF)の設立もこの現れである。 なお、市民活動の一環としての青少年育成アクティビティの一つとして、国際協会はレオクラブを結成して青少年に指導力と経験を積む機会を与えることを奨励している。青少年の麻薬や覚せい剤の乱用を防止する活動を支援するクラブも多い。また、地域社会の女性の協力と支持を募るアクティビティとしてライオネスクラブ(P.269参照)の活動がある。 これらのアクティビティのうち、なにを選択するかはクラブの自由であり、大きいクラブの会長は、奉仕活動のすべてについて個別に、場合によってはもっと細分された特定のアクティビティについて特別委員会を設置することが適当と考えるかもしれないし、その一方、小さいクラブでは、ただ一つのアクティビティ委員会しかできないこともあろう。

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いずれの場合でも、クラブは原則として、その地域社会で真に要求されていることをその目で、耳で、足で探し出し、その奉仕の方法を研究する事が必要である。 言い替えれば、ライオンズクラブのアクティビティはクラブが自主的に取り上げ、クラブ単位で行うことが本義であるが、我が国の最近の社会経済情勢による価値観の変化を見極めて、アクティビティの対象を、あるときは地域社会に、あるときは国際協会に求めるとき、果たして単一クラブで行うことが有効か、あるいは複数のクラブ、ゾーン、リジョン、地区などの単位で行うことが適切であるかを慎重に検討、判断し、グローバルなアクティビティのスケールメリットを求めることも必要である。場合によっては同じ志を持つ他の奉仕団体との連携プレーも考えられる。ただし、いずれの場合においてもクラブ会員全員の自主的判断によって行われたアクティビティでなければならない。

クラブがアクティビティ計画を決定すると、そのアクティビティのための資金の調達が必要になってくる。本来は、クラブが計画しかつ実行するアクティビティが資金獲得事業によってつくり出される資金が充てられるべきであるが、我が国の現状では色々と問題があり、アクティビティ資金獲得にはどのクラブも苦心している。

ファインをアクティビティの財源と考えることは、原則として間違いであり、会食費の剰余金にも限界がある。 そこで、多くのクラブは会員の自発的な寄付金(ドネーション)を主体に、必要に応じ、例会の決議に基づいて拠出する会員拠出金に頼らざるを得ないのが現実の姿のようである。

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しかしながら、具体的なアクティビティ計画に対する資金ではなしに、漠然としたアクティビティ資金として会費と同時に一定額を事前に徴収することは、漫然と事業資金をプールしながら、一方で真に必要とされるアクティビティを探し出すことを怠り、外部から援助を求められたとき、単にこれに応ずるという主体性のない奉仕を続けることになり、ライオンズクラブを単なる寄付団体に堕せしめる虞れがあるのである。 アクティビティを評価する際に金額によるのが最も手っ取り早いところから、クラブはアクティビティの金額さえあがっていればよいとする考え方になりがちである。しかしこの際、金額は第二として、真にその地域社会で要求されている奉仕がなされているかどうかというアクティビティの質の問題を第一に取り上げて再検討すると同時に、金をかけるだけが能ではなく、金銭に見積もることのできない会員の労力によっても立派にアクティビティを行い得る、ということを真剣に考えてみるべきであろう。

結論として、ライオンズクラブのアクティビティ資金は、地域住民の理解と協力とに支えられた善意の各種アクティビティ資金獲得事業によって調達されたものでなければならないが、目的達成のためには会員による拠出金によって事業を成功させることもやむをえない。 奉仕は会員個人が、日常、職域や人間関係を通じて行うだけでなく、クラブのチームワークを発揮して行うことにより、また、同一地域に複数のクラブがあるときは協力することによってさらに有意義となり、効果を収めることができるのであって、我々はこれをアクティビティと呼ぶのである。 このアクティビティこそライオンズクラブの奉仕活動の特色とすることろであって、我々のモットーが I Serve(わたくしは奉仕する)ではなくWe Serve(われわれは奉仕する)であるゆえんである。